ウクレレに毎日触れることが上達の第一歩
ウクレレに限ったことではありませんが、楽器は毎日練習を続けることが上達の要。
一日休めば自分が分かる、二日休めば先生が分かる、三日休めば聴衆が分かる
ウクレレは、フレットを押さえる左手に一定の握力がある方がきれいな音が出やすくなります。握力が弱い場合、弦をしっかりフレット内で押さえることができなくて、弦を弾いたときにビビった感じの音になってしまいます。
また、やや上級者よりの話になりますが、ウクレレでソロプレイをする場合には左手の握力で弦を揺らすヴィブラートやグリッサンドには、思っている以上の握力を必要とします。筋トレと一緒で、やはり毎日練習をする方が左手に握力がつきやすくなりますね。
弦を弾く右手は、一流のウクレレ奏者になるほど、練習を休むとブランクを取り戻すのに時間がかかると言うプレーヤーが多いです。
プレーヤーにもよりますが、演奏前のウォーミングアップトレーニングに時間のかかるプレーヤーもいて、最初は別人かと思えるほどタドタドしい演奏が、ウォーミングアップのルーティーンをこなすことで、みるみる演奏が鮮やかに尖っていきます。
やはり、速く、正確なピッキングができなかったり、デリケートなタッチの音色をコントロールする力は、日常のトレーニング量がプレーヤーの力量差となっているようです。
速弾き系のウクレレプレーヤー、ジェイク・シマブクロの素晴らしい演奏がYoutubeで動画を観ることができます。
どんなスーパープレイも日々の練習の積み重ね。毎日行うスケールトレーニングがソロプレイを支える手グセになります。
気分が乗らないときにはこの動画を観ると一気に練習する気になりますよ!
ウクレレをケースに入れると上達しない?
これはウクレレの上達に関するクイズです。
下の2つの練習方法で、より上達するのはどちらかわかりますか?
- 一週間に一度、みっちり1時間、練習する
- 5分間でいいので毎日、練習をする
まとめて長い時間練習するほうが上手になるのでは?と思われた方もいるかもしれません。
しかし、速く・確実に上達するのは、少しずつでもいいので毎日練習することです。
「勘がにぶる」っていう感覚がありますね。
一週間ぶりにウクレレを手に持ったとき、「勘が戻る」までに、5〜15分ほど時間がかかってしまいます。
毎日少しずつでもウクレレに触っていると「勘がにぶる」ことが少なくなります。
また現実的に、ウクレレを弾きっぱなしで一時間練習するのは、けっこう辛いんじゃないでしょうか。
「さあ、練習するぞ!」と意気込まないことが大切です。
いつでも気が向いたときに、ポロロン♪
すぐにウクレレを手にできる環境をつくるのが、重要なんですね。
- ウクレレはケースに仕舞わない
- いつでも手に取れる場所に置く
- 練習用の楽譜も取りやすい場所に
- 練習時間をあえて決めない
- 練習は、いつ始めて、いつやめてもOK
こんなルールを決めておくだけで、毎日少しずつウクレレの練習ができて、グングン上達することができます。
こんなウクレレハンガーがあると、いつでも手にとれます。
しかも、壁にウクレレが吊るしてあるのって、ちょっとオシャレです。
床に置くタイプのウクレレスタンドだと、歩いているときにウッカリ蹴っ飛ばしてしまうことがありますね。
先に「お金を払う」ことで上達が加速する
私は、どちらかと言えばケチな方だと思うので、もったいない気持ちを利用することが多いです。(笑)
たとえば、ヤマハ音楽教室のウクレレ・レッスンに通うと、30分の個人レッスンに月に三回通った場合で、9,500円がかかります。(他に楽譜代などがかかります)
自宅で独学するウクレレ教材だと、上達レベルで3段階のステップに分けられたセットが、32,780円 → 初心者向けウクレレ講座DVD
どちらの場合も、「高いな〜!」って思うんですよね。
でも、「もったいない」と感じるその気持ちが、大事で・・・。
さきにお金を払ってしまうと、取り返そうとして一生懸命練習するんです!
スイーツ食べ放題に行って「元をとってやる!」という気持ちと一緒です。(笑)
だから、ちょっと痛みを感じるくらいの先行投資をするのって意外に大事です。
レッスンにお金をかけたくない人は、高めのウクレレを購入するのもいいと思います。
どれを選んだとしても、グッとやる気がアップして、毎日練習に励むんじゃないでしょうか。
毎日少しずつでもウクレレに触ることが上達にとって、最も大事です。
自分に合った先行投資をしてみると良いのではないでしょうか。
演奏の機会をつくればモチベーションアップ
ウクレレを楽しく弾けるようになる為には、信頼のできる良い先生のもとにレッスンに通うか、自分にあった教材を選んで自宅でコツコツと練習を積み重ねる以外にありません。
毎日、単調な練習のなかに、ウクレレを弾く楽しみや喜びを見出すことができるのであれば、その人が上達するのに苦労はないでしょう。しかし、実際には教則本などを購入して、1ページずつ楽譜を見ながら、付属のCDに合わせて練習するのはたいへん根気のいることです。
独学で新しいコードを覚えたり、コード進行や音楽理論を学んだところで、実際にあなたの演奏を褒めてくれる人がいないと、社会的な幸福感が得られず、自宅練習を続ける理由がなくなってしまいます。
ウクレレ上達の秘訣は、毎日の練習の積み重ね以外にありませんが、無理矢理でも上達した腕前を発表する機会をつくる必要があります。
例えば地域の音楽サークルなどに加入して定期的に演奏を披露する機会を設定すれば、練習を続けるモチベーションに繋がります。また、フラダンスの教室に出入りするようにすればハワイアン(ミュージック)の演奏が重宝されるので、演奏することで感謝されるかもしれません。
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